隊長のおもちゃ箱

最近、物騒な事件が頻発しています。
刃物で襲われたり、拉致されたり、硫酸をかけられたり…。
過去に市の要請で『護身術教室』を主催した経験から、皆さんの参考にしていただきたい事をいくつか紹介します。

まず、リスクコントロール（クライシスコントロール）の基本的な考え方。

１、君子危うきに近寄らず
危険な事に遭遇しない意識、心構え、場所を選ぶこと。歩きスマホやイヤホンの使用をやめる等、警戒心を常に持つことが大事。
２、三十六計逃げるに如かず
危ない状況になってしまったら、助けを呼びながら逃げる。そのまま逃げ切れれば、お互いケガをせずにすむ。
３、生兵法は怪我のもと
護身術を学んだからといって、練習もせず、自助努力で積極的に相手に抵抗しようとしない。相手が弱そうでも、腕に覚えのあるボクサーや格闘技経験者だったら…。正しい方法をしっかりと練習して、覚悟を持って正しく技を使うことで護身術として機能する。

上記の３点は、いわゆる『兵法』の部分。
これらを踏まえて、具体的な技（戦術）を習得する必要がある。ここで詳細は悪用されないためにあえて記載しないが、実際の技術や知識は、冒頭で紹介した田村装備開発株式会社監修の著書が非常に役立つ。
ぜひ、手に取っていただきたい名著である。

何度も言うが、これらの著書の技術や知識を使わないことが一番幸せな事だと思うが『治にいて乱を忘れず』の精神で、いざという時のために準備しておくことも『危機管理トレーニング』の神髄であろう。(^_^)b