2022年12月26日

ロシアン・スナイパー



1941年、ナチス・ドイツはソ連への侵攻を開始。大学生のリュドミラ・パブリチェンコ(ユリア・ペレシルド)は、その卓越した射撃の才能を見いだされてスナイパーとして戦場に駆り出される。

ナチス兵を次々と狙撃していった彼女は、ナチスに「死の女」と呼ばれて恐れられる一方で、ソ連軍上層部には戦意高揚のシンボルとして利用されていく。黙々と敵の狙撃を繰り返し、彼女は戦場で出会った男性と恋に落ちるが、彼を失ってしまう。やがて戦争は激化し、リュドミラらソ連軍はセヴァストポリ要塞に追い詰められ……。
(原題セヴァストポリの戦い)


リュドミラ・ミハイロヴナ・パヴリチェンコはソビエト連邦の軍人で狙撃手。第二次世界大戦においてソビエト赤軍が数多く登用した女性狙撃手の中でも、確認戦果309名射殺という傑出した成績を残した史上最高の女性スナイパーであり、その内36名は敵スナイパー。当初はモシン・ナガンライフルを使っていたが途中で功績を認められ半自動式のトカレフM1940(SVT-40)に変更。
戦後には、当時のソ連の人間としては初めて、アメリカ大統領官邸ホワイトハウスを訪れ、フランクリン・ルーズヴェルト大統領と面会。1943年にソ連邦英雄受賞、最終階級は少佐。


映画『アメリカン・スナイパー』を意識した構成で回想シーンを交えながら展開していきます。
彼女の狙撃術は米軍スナイパー課程の教本でも採用されるほど、斬新かつ効果的なものでした。
クリス・カイルと並ぶ伝説のスナイパーです。
劇中ではウクライナのオデッサとセヴァストポリの戦いが描かれますが、ワタシの知るソ連軍とはかけ離れた規律正しく統制の取れたソ連軍の内容でした。
さすがロシアのプロモーション映画。(^_^;)
映画『スターリングラード』の方がワタシのソ連軍のイメージなんですがね。

※クリストファー・スコット・"クリス"・カイルは、アメリカ合衆国の元軍人。狙撃手。テキサス州出身。 「ラマーディーの戦い」における目覚しい戦果によりイラク武装勢力から「ラマディの悪魔」という異名で恐れられた。アメリカ側では「伝説の狙撃手」と呼ばれている。  

Posted by Team S.T.A.R.S.隊長 at 06:39Comments(0)アニメ・映画・特撮・ゲーム